お知らせ 「咳」症状を見逃していませんか?

 新型コロナウイルス感染拡大している今、こども園ではRSウイルス感染症が広がりを見せています。

 RSウイルス感染症について知っておきましょう。

RSウイルス感染症とは?

 RSウイルス感染症とは、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。何度も感染と発病を繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染するとされています。近年では夏季より流行が始まるようになってきています。非常に感染力が強く、保育施設内感染に注意が必要です。

 発熱、鼻水などの症状が数日続きます。多くは軽症で済みますが、咳がひどくなる、「ゼーゼー、ヒューヒュー」という喘鳴を伴った呼吸困難が出るなどの症状が出現した場合は、細気管支炎、肺炎へと進展することがあり注意が必要です。潜伏期間は2~8日、典型的には4~6日です。早産児や生後24ヶ月以下で心臓や肺に基礎疾患がある、神経・筋疾患や免疫不全の基礎疾患を有する感染者の場合、重症化するリスクが高まります。

★感染経路をキチンと把握しましょう

 RSウイルスは、RSウイルスに感染している人の咳やくしゃみ、または会話をした際に飛び散るしぶきを浴びて吸い込むことで感染します。感染の多くは、この「飛沫感染」によると考えられ、ドアノブなどの環境表面についたウイルスへの接触により、鼻や口などの粘膜や傷口などを通して感染する「接触感染」も成立します。

 

 「咳だけだから…」と侮ってはいけませんね!様々な感染症防止対策を小さいこども達は自分でできません。周りの大人がケアしていきましょう。

 

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